箱根駅伝 駒沢大が総合優勝 最終10区で逆転 | - 2021/01/03
- 箱根駅伝 駒沢大が総合優勝 最終10区で逆転
2021年1月3日 15時29分 ロードレース
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関東の大学対抗で競う「箱根駅伝」は、3日、復路のレースが行われ、2日の往路で3位だった駒沢大が最終の10区で逆転し、13年ぶりの総合優勝を果たしました。
3日の復路は、神奈川県箱根町から東京 大手町までの5つの区間、109.6キロのコースで争われ、4回目の出場で初めて2日の往路を制した創価大が、2位の東洋大に2分以上の差をつけてスタートしました。
創価大は9区までリードを保つと、最終の10区には2位の駒沢大に3分以上の差をつけてたすきを渡しました。
しかし、10区ではペースを落とした創価大に対し、駒沢大の石川拓慎選手が追い上げを見せ、残り2キロ手前で追いつくと、すぐに創価大を抜きさって逆転しました。
駒沢大は2位に52秒の差をつけて10時間56分04秒でフィニッシュし、2008年以来、13年ぶり7回目の総合優勝を果たしました。
2位は往路で優勝した創価大、3位は東洋大でした。
復路の優勝は青山学院大で、往路の12位から総合4位に順位を上げました。復路の2位は総合優勝の駒沢大、復路の3位は往路で19位だった中央大でした。
ことしで97回目となる「箱根駅伝」は、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、沿道での応援を控えるよう主催者が呼びかける中、オープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場しました。
駒沢大 大八木監督「諦めなければ何が起こるか分からない」 13年ぶりの総合優勝を最終10区での逆転で果たした駒沢大の大八木弘明監督は「9区を終わった時点で3分以上離れていたのでちょっと無理かなという思いはあったが、10区の石川には自分のペースで区間賞をねらっていけばいいんじゃないか、とアドバイスしていた。諦めなければ何が起こるか分からないと感じた。コロナの状況で寮生活が大変な中、選手たちが自分のやるべきことをしっかりとやってきたことが、この結果に結び付いたと思う」と話しました。
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